製品・サービス 濡れ性試験

装置写真

溶融した液滴が冷却媒体に着滴する際の形態変化や温度分布変化を、高速度カメラおよびサーモグラフィを用いて観察します。溶融部と冷却媒体が隔離されているので、溶融温度と冷却媒体の温度を各々設定し、種々の温度状況下にて試験が可能です。

補足画像

特性

  • 溶湯と冷却材・坩堝材の相性(濡れ性)、付着性評価
  • 急冷状態の可視化、冷却速度の測定
  • 急冷試験時の最適条件の選定
  • 溶湯の時系列変化(形状/接触角や温度分布)

仕様

溶解量
鉄換算0.1~5.0g
溶解温度
~1600℃
基板温度
RT~500℃

※ご要望にあわせ装置設計をいたします。

実績

Fe系、Al系、Li系、Mn系、Zn系、V系、In系、Ba系、低融点ガラス等多数

動画

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溶融試料 Fe75Si9B16
(Tm: 1150℃)
溶融重量 [g] 0.2 g
滴下温度 [℃] 1300
ノズル材質 石英
オリフィス径 [mm] Φ1.5
基板材質 Cu
基板温度 [℃] 室温 (28℃)
基板形状 [mm] 2525t1
基板表面研磨仕上げ #320 #500 #2000
基板表面粗さ [μm]
(接触式測定)
0.567 0.172 0.063

本実験では、表面粗さの異なる3種のCu基板上に1300℃のFe系合金を滴下し、液滴の温度変化や濡れ性を評価いたしました。
Cu基板上に着滴した液滴は、運動エネルギによって偏平し、振動しながら冷却される様子が分かります。また、基板の表面粗さが異なることで、安定時の液滴形状が異なることが分かります。

試験方法一覧

表

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